家庭との両立の鍵は”タイマネと情報共有”

SoftBank企業インタビュー①

 仕事と家庭の両立社員 粟野智絵さんの場合

「育児の疲れを感じさせない」

2017年4月某日、manma編集部は東京・汐留にあるソフトバンク本社にやってきました。この日伺ったのは、ソフトバンク社員の粟野智絵さんにお会いするため。
粟野さんは、法人事業統括プロセスマネジメント本部人材開発室に所属されている入社20年目の社員であり、また保育園と小学生に通う2人のお子さんをお持ちの両立社員です。

粟野さんの両立に関する印象を、一緒に働かれている上司、同僚、後輩の方々に聞くと皆さん口を揃えて答えます。

「育児の疲れを感じさせない」「うちの組織でも一番元気な方で、すごくアクティブに動いていらっしゃる」

まるでスーパーウーマンのような粟野さんが、日々どのようなスケジュールで両立をされているのか気になったので、ある朝のスケジュールを聞いてみました。

「9時前の1時間は、すごく貴重」
5:30 起床
7:00 朝食
8:00 出社
9:00 他の社員が出社
10:00 ミーティングなどを開始

粟野さんの朝はとても早く始まります。朝の5時半には、保育園に通う下のお子さんがママを起こしにきます。小学1年生である上のお子さんは、宿題をする時間を朝にとっていますが、まだまだママが傍にいないとできません。そのため、朝はお子さんとの時間を取ってから朝食の準備をします。そのあとはパパにバトンタッチ。パパが2人のお子さんを保育園と小学校までそれぞれ連れて行ってくれるのだそうです。

8時過ぎには、粟野さんも会社に出社。オフィス内のカフェで焼きたてのパンとコーヒーを買って、デスクに向かいます。粟野さん曰く「ちょっと幸せな時間」だそう!

そのあとは8時から9時までの「すごく貴重」な時間を使って、やり残したお仕事などを片付けます。

この1時間はすごく貴重です。例えばエレベーターも混んでいないですし。

前日のやり残した仕事を片付けたり、あとはやっぱり皆さんが出社する前の時間なのでその時間に相手の方にメールを返したりすると、相手もちょっと嬉しい気持ちになったりするじゃないですか。だから早い段階でアクションが打てるものは打つようにしています。また、10時くらいから資料のレビューを上司にしていただく時間をセットしていたりするのですが、それに向けて最終調整もこの時間にしたりしています。

両立のヒントは「タイムマネジメント」と「情報共有」

朝のたった数時間を取り上げてみるだけで、抜群のタイムマネジメント力が垣間見える粟野さん。タイムマネジメントについて、そして仕事と家庭の両立のために心がけていることを聞いてみました。

(両立のため)仕事の中で意識しているのはタイムマネジメントと情報共有。まずおそらくワーキングマザーと言われる方たちは、タイムマネジメントというものが身にしみていると思います。いつ何が起こるかわからない育児の中で、先手先手でスケジューリングしていくことは、ものすごく自分の身についている力だと思います。だからそれを活かしながら会社でも過ごすようにしています。

もう一点注意していることは、情報共有。一緒に仕事で組んでいる方も2人のお子さんがいらっしゃるワーキングマザーです。子育ては本当に何が起こるか分からない状況。お互い、明日は会社に来られないかもしれないという状況が常にあるので、密に情報共有をしています。例えば「学校でこれくらいインフルエンザが流行っているからちょっと、うちも怪しいかもしれない」とか「学級閉鎖になりそうな状態になっている」だとか、プライベートなこともきちんと情報をシェアするようにしています。

このようなスキルはお子様ができてから身につけていくものなのですか?

スキルの体得はワーキングマザーだけでなく、男性にとってもきっと共通の課題だと思っています。

私自身がこの女性活躍推進をやりたいって思ったきっかけでもあるのですが、これからの女性には育児だけじゃなくて次は介護が待っているという状況があります。どんなに今自分で仕事と家庭を両輪で回していたとしても、次にもう一個来たらどうやって回すんだろう?ということは常に考えていますね。

そしてこの事象は女性だけじゃなくて男性にも訪れる。育児だって2人でやらなくてはいけないし、介護だって男性もやる時代が来ていますよね。仕事や家庭の両輪がうまく回らなくなってしまいそうな時、いつでも誰でも代わりにできる、そのような体制というのが今後は必要じゃないかなと思っています。

このような課題について、所属される法人事業統括プロセスマネジメント本部でも取り組んでいきたいと言葉を結ばれた粟野さん。

仕事とプライベートそれぞれの場面で感じたことを双方で活かしていくことで、頼りになるママ・社員としてますます輝かれている粟野さんはとても素敵で、一緒に働く社員の方々の言葉にもうなずいてしまいますね。

そんな粟野さんですが、両立について不安を感じられたりすることはなかったのでしょうか。

次週(17/09/8)は、「人間、100%のキャパシティしかない」をお届けします。

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