事業所内託児所の送り迎え、半数は男性!トヨタ両立社員の声

仕事と家庭の両立について、国内最大級の自動車メーカーである「トヨタ自動車」にせまるインタビュー特集第2弾。

制度紹介に続いて今回は2人の両立社員に、日々のスケジュールや両立のために工夫していることを含めライフキャリアについて伺いました。

(*ライフキャリア:仕事だけでなく家族との生活なども含めた人生のこと)


喜多 亜貴子さん

広報部 グローバルコミュニケーション室 主幹

ご主人と長男の3人暮らし。

「主に米国、欧州での広報を担当しています。地域によってトヨタへの認知度は違いますが、一人でも多くのお客様にトヨタ車を選んでいただけるよう、日々広報活動を積み重ねています」


小林 優子さん

先進技術開発カンパニー 法規認証部 グローバル認証室 主任

ご家族は、ご主人と2人のお子さん。

「主に欧州向けの排ガス燃費法規対応などを担当しています。車の法規は技術的根拠に基づいて作られているため理系の知識も必要になります」


ライフキャリアの設計と変化

――結婚・出産のタイミングはあらかじめ決めていましたか。

喜多さん:「結婚についてはタイミングというよりは『この人だ』と思える人に出会えたということが大きいかもしれません。34歳で社内婚をし、その3年後に出産を経験しました。正直なところもっと早く欲しいなと思っていましたが、結果的には子どものいない生活と子育ての時期のどちらも楽しめているので良かったと思っています」

小林さん:「大学生の時から付き合っていた男性がいて26,7歳の時に彼と話して結婚しようという流れになり、28歳で結婚しました。当時はただただ仕事が楽しくてキャリアやビジョンについて考えることはあまりなかったのですが、入社した当時から周りにワーキングマザーも多くいたので、結婚・出産後に辞めるというイメージはあまりありませんでした。28の時に出産したのですが子どもができて改めてライフキャリアについて考えるようになりました」

――結婚・出産後のライフキャリアはどのように変化しましたか。

喜多さん:「もともと仕事にのめり込んでしまうタイプでもありますが、今は家族を第一に考えようと思っています。子育てをしながら仕事をすることで相乗効果が得られると感じていて、仕事で少し落ち込むことがあっても子どもの顔を見ると元気をもらえるんです。逆に育休中に子育てだけをしていた時は結構しんどくて。もともと子どもは大好きだったので、出産前は子どもとの生活は楽しいことばかりと思っていたのですが、実際は言葉も話せない子どもと1日中向き合っている母親はすごく大変だなと思いました。今は日中子どもを預けて仕事をさせてもらって大人の世界にいられるというのはすごくありがたく思います。そういう意味では仕事を続けることでうまく心のバランスも取れているのかなと思いますね。

また在宅勤務制度なども利用しているのですが、子どもがいるとなかなか計画通りにいかないという悩みもあります」

――在宅勤務を始めようとした時に、お子さんが起き出してきてしまったりするんですか。

喜多さん:「そうなんですよ。寝かして家事もひと段落してこれから仕事をしようとパソコンを開けた瞬間に泣き出すこともあって。そうするとまたそこから1時間ほどあやすこともあり、子どもが寝付いたらもう23時過ぎの時もあって。『ここからやらなきゃ!』となるとやはり自分の睡眠時間を削って仕事をしなければいけないので、しんどい部分も正直ありますね。」

――逆に言うとどのような両立支援制度があると良いと思いますか。

喜多さん:「制度というよりは、周りの人とのコミュニケーションが鍵なのかもしれません。『今日は朝8時から会議があるから早く出社したいのに』というときに限って子どもがぐずってしまうこともあります。そんな時には夫と協力してなんとか出かける準備をさせる日もありますし、また職場の人たちにも状況を理解してもらえているので、『ごめんなさい、どうしても間に合わないです!』と代わりに会議に出てもらったりすることもあります。どうしても自分でやりきれない部分が出てきてしまったときには助けてもらったり、職場の人達にもすごく支えられていますね」

――なるほど。制度で補いきれないところはコミュニケーションや周りからのサポートによって支えられていると感じているんですね。

 

両立支援制度について

トヨタの両立支援制度についての記事はこちらから↓

時代は女性の「定着」から「活躍」へ!トヨタの両立支援制度

――両立のためにトヨタの制度で使っているものは何ですか。

喜多さん:「在宅勤務と産休前セミナーは夫も一緒に利用しています。

それから事業所内託児所を使っています」

喜多さんの勤務日のスケジュール

6:00 起床
7:00 家を出る
8:00 託児所に着く
8:30 出社
17:30 退社
20:00 子どもの寝かしつけ、家事
21:00 在宅勤務(1,2時間程度)

小林さんの勤務日のスケジュール

小林さん: 「1人目の子どものときは事業所内託児所を利用していました。2人目が生まれてからは2人の送り迎えは大変ということで、自宅のある名古屋市内にある保育園を利用していますが、在宅勤務制度を毎日活用しています」

7:00 在宅勤務(朝食や子どもの送りはご主人が担当)
8:30 通勤
10:00 出社
17:00 退社後、子どもの迎え、夕食準備など
21:00 在宅勤務開始
22:00 在宅勤務終了

――ご主人をはじめとして、男性の育児参加が進みつつあるんですね。

喜多さん:「社内の雰囲気は変わってきています。私自身子どもを会社の託児所に預けているんですけれども、送り迎えをされている人の半分くらいは男性で。全く違和感がありません」

小林さん:「私も1人目の時が会社の託児所だったんですが、本当に送り迎えは男性も多かったですね」

喜多さん:「多いですよね!本当にびっくりするくらい」

――パパ友のようなコミュニティができるんですか。

喜多さん:「やはり会社の人たち同士なので顔見知りで『お!』みたいなことが多いですね」

小林さん:「会社に託児所があるって結構助かりますよね。会社から近いので仕事が終わったらすぐ会いに行けます」

喜多さん:「そうですね。車通勤で渋滞が発生したりすると1時間くらいかかるのですが、そのときに子どもとのコミュニケーションをはかれるのも嬉しいですね。それから会社の託児所も遅くなる時は夕方16時までに電話してお願いすれば19時くらいには夕ご飯を食べさせてくれます。20時くらいにお迎えに行くことになったとしても、あとは家に帰ってお風呂に入れて寝かせるだけなのですごく負担も減ります。助かりますね」

 

これからのライフキャリア

――今後のキャリアについてはどのように考えていますか。

喜多さん:「今はまだ子どもが幼くて暗中模索しているところではあるのですが、入社してからずっと海外を担当しているということもありいつかは海外に行って駐在して仕事をしてみたいという思いを持っています。夫も同じ会社なのでなんとか同じタイミングで同じ場所に駐在にいけたらと。それが今一つの夢でもありますね」

――配偶者と転勤先が一緒にしてもらえるようになれば、働き方が広がり駐在に挑戦する人も増えそうですね。

小林さん:「私の場合もまだ子どもたちが3歳と0歳なので、2人が小学校に上がって落ち着くくらいまでは家族第一の今のライフスタイルを続けながら今の役職であるチーフとしての経験を積んでいきたいと思っています。子どもが大きくなってきた時にはもう少し仕事の領域を広げながら、できればいずれ駐在などの機会も視野に入れていきたいです。その際には家族会議などを何度も重ねていくのかなと思います」

――トヨタで働くことの魅力はどのような部分にありますか。

喜多さん:「学生さんの中には、大企業に入ること=大きな車輪の歯車なると考える人も多いと思うのですが、入社してそれは全く違うと実感しています。逆にトヨタだからこそできる大きな仕事というものがたくさんあります。例えば私が入社して初めて入った部署が渉外部という、政府に対するロビーング活動を行う部署だったのですが、そもそも渉外部がある企業は多くはありません。そうした事情にはトヨタのこれまでの業績や市場での立ち位置というものが大きく関係しています。このようなバックグラウンドがあることで、国内だけでなく海外の政府に対しても意見を言わせていただく仕事ができるので、すごく醍醐味に感じましたし面白いと感じました。

それからトヨタは人を育てるというところにすごく力を入れている会社です。入社したら『職場先輩』という数年上の先輩がみっちり手取り足取り教え込んでくれるので若いうちにしっかり力もつけてもらえますし、若い人にどんどん挑戦させるという風土もあるのですごく面白い仕事ができるんじゃないかなと思います」

――就活生をはじめとした若者へのメッセージをお願いします。

小林さん:「月並みですが色々なことに挑戦してもらいたいと思います。学生時代って自分のなかで自由にアレンジして使える時間もあると思うので、海外に行ってみたりコミュニケーションの輪を広げて色々なことを経験してもらうのがいいと思います。

私も入社して様々な人に出会いました。そしてやはり『この人素敵だな』と思う人って良いことばかりではなく大変だったことも含めて色々な経験をしているんですよね。そういう人は、経験を通して培ってきたアクティブさやコミュニケーション能力などを仕事の中でも活かしています。

経験がその人を作り上げていくと思います。人生のどんな経験であってもその人の一部となって蓄えられていくので、学生の皆さんには自由な時間を使って若い頃からいろんな経験をしてもらいたいと思います」

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